アルバトロスの悲哀
by Saito 2013年02月11日皆さまは「アルバトロス」という鳥をご存知でしょうか?
この言葉を一番耳にするのはゴルフだと思います。ちなみに、ゴルフで言うところのアルバトロスとは(僕も全然詳しくないですが)、そのホールに設定されている基準のスコア(パー)からマイナス3打でカップインするというものです。翼で風を巧みに使い、何よりも遠くへ飛翔するアルバトロスの姿からちなんだ名称らしく、その他にもダブルイーグルなんて言い方もされていますね。これがとっても難しいわけです。
ただそんなことは今回どうでもいいわけでして、このアルバトロスという鳥、日本名を「あほうどり」というのです。こちらの名前はどこか耳馴染みがあるのではないでしょうか?というか、僕はアルバトロスというのが鳥の名前だったということすら最近まで知らなかったのですが、まさか「あほうどり」のことだったという事実に2度驚きました。人が近づいても恐れず、捕まえるのが簡単だったことからこの名前がついたそうですが(羽毛目的の乱獲から絶滅危惧種にも指定されていました)、アルバトロスを「あほうどり」と名付けるセンス…凄すぎて震えます(笑)。
一方では、その雄々しい姿からゴルフ界で名を馳せ、また一方では、人間の身勝手から絶滅の危機に陥らされながらそれでも復活する、そんな誇り高き「あほうどり」にどこか好感と悲哀を感じてしまいました。