カテゴリー "Theater / 演劇"
トップへ戻る久々の観劇、その後
2015年04月21日先日知人の出ている舞台を観劇しに行ったのですが、なんとその劇団の公演が6年ぶりということで。個人的に久々にただ観劇をするということもあり、かなり楽しみにして劇場に向かいました。客席もお客様で溢れていて6年という歳月を待ちわびていたかのように始まったのその舞台、なんと言いますかとっても良かったんです。内容が良かったというのは言うまでもなく、中年のいい大人が芝居を楽しんでいる姿になにか芝居以上のものを貰ったなという気がしました。観劇後もその余韻が強くあったのもあり、舞台を観に行くと大体いつもそうなのですが終演後の知人へのあいさつというのが私は非常に苦手で、こっそり観に行ってこっそり帰るといういつものパターンにもれず劇場を後にしました。ただこう非常に良い気分だったので「一杯だけ呑んでくか」ということで帰りしな一人でお決まりのラーメン屋に入ったんです。
大体いつもと同じ様なメニューと後生ビールみたいな感じで注文して待っていると、やけにでかい声で話している男女がいて女の方が延々彼氏の愚痴をこぼしているご様子。注文を待っている間暇なので少し聞き耳を立ててみると(立てなくても丸聞こえでしたが)彼女はずっとお芝居をしていたらしく、それを辞めて今の仕事に就きその職場の上司らしい男の方に「10年以上やってきた私の役者人生を軽く見ないで欲しい」とか「役者をやっていた人間とそうじゃない人間とには違いがある」とか、まあ色々な思いもあるのでしょう彼氏に対する愚痴を延々こぼされていました。ちょうど店内BGMにユーミンの「DOWNTOWN BOY」なんかかかっていて、なんだか良いシチュエーションだなと一人ぼやきつつ運ばれてきたビールを傾けながら、観劇後の私の気分と延々愚痴をこぼされている彼女を見て思ったんです。やっぱりワクワクが大事なんだなと。
視点、その角度
2013年05月5日思えば久々で
先日、知人の出演している舞台を観劇してきました。普段スタッフとして舞台に関わる事は多いのですが、完全にお客さんとして観劇するのは思えば久々だということに劇場に向う道すがら気付いたのです。ここでその舞台の寸評をしても仕方がないので割愛しますが、誘ってくれた知人には感謝しています。お客さんも大勢入っていて、またその知人の違った雰囲気の芝居も見られ大満足でした。本当に良い舞台でしたね。
視点が違えば
普段とは違う視点から何の前知識もなく舞台を見ると、お客さんはこういう所を見るのかと違った新鮮さが自分の中でありました。「一番良いお客さんになる」というのがスタッフとして関わっていても一番良い視点だと思ってはいても、当たり前の事ですが頭で考えるのと体験するのとではやはり体験する方が強いですね。また作品自体や劇場の空間もそうですが、一日だけのことを言えば家から出かけて1つの芝居を見終わって、その日一日を終えるまでの全ての時間がその人の体験ですね。「家に帰るまでが遠足」という格言通り(笑)その中のひと時の時間を、一緒に共有するという。舞台に限った事ではないですが、生で体験するという事の大事さも改めて感じました。そして普段その貴重なひと時を自分たちは頂いているのだという事も。ますます精進ですね。