視点、その角度

by Saito 2013年05月5日

思えば久々で

先日、知人の出演している舞台を観劇してきました。普段スタッフとして舞台に関わる事は多いのですが、完全にお客さんとして観劇するのは思えば久々だということに劇場に向う道すがら気付いたのです。ここでその舞台の寸評をしても仕方がないので割愛しますが、誘ってくれた知人には感謝しています。お客さんも大勢入っていて、またその知人の違った雰囲気の芝居も見られ大満足でした。本当に良い舞台でしたね。

視点が違えば

普段とは違う視点から何の前知識もなく舞台を見ると、お客さんはこういう所を見るのかと違った新鮮さが自分の中でありました。「一番良いお客さんになる」というのがスタッフとして関わっていても一番良い視点だと思ってはいても、当たり前の事ですが頭で考えるのと体験するのとではやはり体験する方が強いですね。また作品自体や劇場の空間もそうですが、一日だけのことを言えば家から出かけて1つの芝居を見終わって、その日一日を終えるまでの全ての時間がその人の体験ですね。「家に帰るまでが遠足」という格言通り(笑)その中のひと時の時間を、一緒に共有するという。舞台に限った事ではないですが、生で体験するという事の大事さも改めて感じました。そして普段その貴重なひと時を自分たちは頂いているのだという事も。ますます精進ですね。